やりたいこと・想い

これまで継続して行ってきた、家という本来プライベートな存在を広く開いて行く試みを行う拠点として、場所探しをしています。具体的には、旅人や住人の受け入れ、イベントやワークショップ、学びの場を開くこと、様々な人との交流拠点としての機能を考えています。また、作家である天野百恵の制作スタジオ/事務所機能も兼ねる場所として考えています。

オルタナティブな暮らし方を実践することで、既存の枠組みに囚われない柔軟な考えやクリエイティビティについて考え、発信し、これからの暮らし方を考えていくためのきっかけやヒントにしていきたいと思っています。

　

きっかけ

2010年に初めて子どもを出産し育児がスタートした時、核家族で密室育児となり、息苦しさを感じました。また育児で自由に出歩くことも難しくなり閉塞感を感じ、それならと思い自宅でイベントを開催し人に声をかけて来てもらったことが、この活動のきっかけです。

また、子ども自身も、親以外の大人と善意を持った多様な交流を経験することで社会に開かれていくきっかけになると考えました。活動は場所の都合で途切れたりもしながら現在は10年程継続をしています。自分自身が場所探しで苦労したことから、暮らしの場所を体験したい人に協力をしたいという想いや、お世話になった人達への恩送りの気持ちもあり、人の受け入れも行っています。フレキシブルで有機的な暮らしの在り方を実践していきたいと考えています。

　

地域との関わり

様々な場所での暮らしを行う中で、私のような活動は周辺地域の住民の方々の理解が必要不可欠だということを痛感しています。同じことをやっても、歓迎される場合もあれば嫌がられる場合もあることを学びました。今後新しい場所を見つけていく際には、その土地の歴史や風土から、どのような暮らしがあるのかを丁寧にリサーチするところから、周辺地域が私のような考えや活動に賛同してくれるかどうかの確認を対話を通して行っていきたいと考えています。